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#四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休囚死 #四柱推命講座
四柱推命大全(2016年新装版初版)では230ページから「第二十二章日干の強弱」の解説が始まります。
<見開き写真>
日干とは日主、身主、日元、原神などと言われ、命式の中では自分自身のことで一番重要なものです。
そのため、日干の強弱(旺衰)を知ることが看命(命を看る)の第一要件であると書かれています。
日干の強弱とはいわゆる身旺身弱のことです。
四柱推命大全ではその区別の方法を三か条で説明をしています。
第一条 得令(月令)=天時
得令とは「日干が月気(月令)を得ているかいないかを看る」ということです。
具体的に説明をすると、日干(日柱天干=自分)の五行が出生月の地支(月柱地支)と同じということです。
ここで四柱推命大全に載っている身強の条件を「五行と季節」の図を見ながら説明をします。
身強の条件
【木】 日主が甲・乙で月支が寅・卯の場合
【火】 日主が丙・丁で月支が巳・午の場合
【土】 日主が戊・己で月支が巳・午、あるいは辰・戌・丑・未の場合
【金】 日主が庚・辛で月支が申・酉の場合
【水】 日主が壬・癸で月支が亥・子の場合
先ずは
【木】 日主が甲・乙で月支が寅・卯の場合に身強
<五行と季節>
甲・乙は春の木局にあります。その季節の地支は寅・卯です。辰は春の土用ですので除外します。
【火】日主が丙・丁で月支が巳・午の場合に身強
<五行と季節>
丙・丁は夏の火局にあります。その季節の地支は巳・午です。未は夏の土用ですので除外します。
【土】日主が戊・己で月支が巳・午、あるいは辰・戌・丑・未の場合に身強
<五行と季節>
戊・己は土局(土用)なので、それぞれの季節の土用の辰・戌・丑・未と「火生土」で火局に応援されているので巳・午。
※これには少々異論があるので、後ほど説明をします。
【金】日主が庚・辛で月支が申・酉の場合に身強
<五行と季節>
庚・辛は秋の金局にあります。その季節の地支は申・酉です。戌は秋の土用ですので除外します。
【水】日主が壬・癸で月支が亥・子の場合に身強
<五行と季節>
壬・癸は冬の水局にあります。その季節の地支は亥・子です。丑は冬の土用ですので除外します。
以上が四柱推命大全で説明されている身強の条件ですが、異論があると言った土局について考えてみます。
土局(土用)なので、それぞれの季節の土用の辰・戌・丑・未である場合が身強というのは理解できるロジックです
しかし「火生土」で火局に応援されているので巳・午というならば、他の木局や火局でも同様に「水生木」「木生火」も考えなければなりませんが、それはありません。
また、旺相休囚死の表とも矛盾すると思います。
四柱推命大全は定本として様々な四柱推命の源流をなるべく網羅しようと書かれたものですので、前後で矛盾をする記述は当然あります。
でも、これでは四柱推命大全で勉強をしているひとは混乱します。
とりあえず、最後に中心星四柱推命で使用している身旺身弱のマトリックスをお見せします。
このマトリックスをみると
日干が土用を除く同じ五行の月支の場合は「身旺」
日干が土用を除く月支に応援をされている場合は「身旺」
つまり、「水生木」「木生火」「火生土」「金生水」など
更に土用の月支でも「火生土」「土生金」で土用の月支でも「身旺」なる。
同じ五行や応援されている場合でも土用(辰・未・戌・丑)の場合は「やや身旺」と身旺の度合いが弱くなる。
これ以外は基本的に「身弱」ということになりますが、身弱の場合でも土用(辰・未・戌・丑)の場合は「やや身弱」と身弱の度合いが弱くなる。
身旺身弱については様々な解釈があります。四柱推命大全でも旺相休囚死の表と今回の章の記述は矛盾をするものと考えます。
四柱推命の各理論は「何が正しい」「何が間違い」ということではなく、鑑定をする上で「再現性があり」「合理的なロジック」であることが重要であると思います。
次回は三か条の二と三を飛ばして、「強弱による六類型」を中心星四柱推命の命式と比較しながら検討をしていきます。
今回はここまで