#相性診断 #四柱推命
今回は相性診断の基本である日主の対比について解説します。
表示されているのは以前に鑑定動画で説明したジャニーズの藤島ジュリー景子さんと井ノ原快彦さんの相性診断の画面です。
ここでは実際に一緒に仕事をする、結婚して一緒に暮らす時に大事な日主の対比を見てみます。
日主とは日柱天干、つまり命式の生まれ日=日柱の天干のことを言います。
藤島さんの日主は「庚」、井ノ原さんの日主は「己」です。
この日主を使って、通変星対照表で自分の日主から相手の日主を見た場合にどの通変星になるか求めます。
<通変星対照表>
これをパターン一覧にしたのが次の表です。
<一覧表示>
実際の相性診断ではこの通変星は考慮しなくても良いのですが、慣れてくると、日主の対比がこの通変星を見るだけでどのパターンかすぐに理解できるようになります。
では、パターン別に見てみます。
まずはパターンA
自分の日主から相手の日主を見た場合に「食神」「偏印」となる場合です。
これはお互い相手に対して自然で居心地の良さを感じるということになります。
五行で見ると例えば、木局の陽「甲」から火局の陽「丙」を応援する。
応援する側、応援される側、どちらから見ても良い関係と言えます。
パターンBは
自分の日主から相手の日主を見た場合に「正財」「正官」となる場合です。
これは日主本命と言い相思相愛の関係になります。
五行で見ると例えば、木局の陽「甲」から土局の陰「己」を有情の剋となります。
有情の剋は陽から陰、陰から陽を剋する関係で、無情の剋と違い単なる応援よりもより強い関係を意味します。
パターンCは
自分の日主から相手の日主を見た場合に「傷官」となる場合、そして自分の日主から相手の日主を見た場合に「印綬」となる場合です。
五行で見ると例えば、木局の陽「甲」から火局の陰「丁」を応援して「傷官」となる場合は、相手に対して一方的に尽くす「従属的」関係になります。
逆に木局の陽「甲」から応援される火局の陰「丁」は「印綬」となり、相手は自分の思う通りになり「支配的」関係になります。
パターンDは
自分の日主から相手の日主を見た時に「偏財」となる場合、そして自分の日主から相手の日主を見た場合に「偏官」となる場合です。
五行で見ると例えば、木局の陽「甲」から土局の陽「戊」を無情に剋す、「偏財」となる場合は、相手を自分の方針に従わせる「支配的」関係になります。
逆に木局の陽「甲」から無情に剋される土局の陽「戊」は「偏官」となり、自分は相手のペースになってしまう「従属的」関係になります。
この「支配的」「従属的」関係というのはパターンCも含めて、決して悪いことではないです。
パートナーでも上司、部下の関係でもこのような関係が保たれることが良い場合もあります。
最後にパターンEとパターンF
お互いの日主から相手の日主を見た場合に「比肩」となる場合、お互いの日主から相手の日主を見た場合に「劫財」となる場合です。
つまり同じ日主の場合は「比肩」、五行が同じで陽陰が違う場合は「劫財」となります。
このパターンは一家の主人が2人いるような関係でお互いを束縛すると破綻することになります。
夫婦などのパートナーの場合はお互いにこのことを意識して距離を置いて生活することでうまくいく場合があります。
仕事などの関係では同じ部署、特に上司、部下の関係の場合は要注意です。
相性診断はこの日主の対比だけはなく、お互いの干合、空亡、調候用神、十二運や吉凶星などでトータルに判断するものです。
しかし、一緒に生活、仕事をする場合に一番重要なのはこの日主の対比です。