2025年8月31日日曜日

小強の命と中心星四柱推命の身旺身弱 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休囚死 #四柱推命講座


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<四柱推命大全P230>

四柱推命大全(2016年新装版初版)で230ページから始まる「日干の強弱」について動画で見てきました。

「日干の強弱」の判断については中心星四柱推命とは少し判断方法が違いますので「強弱による六類型」の6つのパターンについて、中心星四柱推命の命式システムで比較検討をしてみます。

過強の命 中強の命 小強の命
小弱の命 中弱の命 過弱の命

小強の命

今回は小強の命についてみてみます。

以前の動画で中心星四柱推命の命式システムに小強の命の例を入力したものがこれです。

<中心星四柱推命・小強の命>

四柱推命大全で

<この命造は壬水日生まれで、子月において生まれた人である。月令を得て旺となるが、月干は偏財で日主が剋し、時干は偏官で日主を剋している。>

とあります。

<大運・方位のタブ>

先ず、中心星四柱推命の季節による身旺身弱は「身旺」となっています。

<季節と十干十二支>

これは日主が水局「壬」で月柱地支「子」で同じ季節なので「身旺」ということになります。

これで「得令(得時)」となっています。

<通変星相生相剋>

しかし、月柱天干通変「偏財」は日主から剋され、時柱天干通変「偏官」は日主を剋しています。

これは日主を弱める要因です。

<通変星相生相剋>

<年干は食神であり、洩気している。月令の旺気は減弱。>

日主が年柱天干通変「食神」を応援しているので、日主が弱まるということです。

<生年支は病に逢っている。なおかつ、身も病に坐しているために、弱となる。>

年柱十二運「病」日柱十二運「病」なので弱となるということです。

<ただし、生時が長生に逢っているので、得気(得地)しており小強の命である。>

時柱十二運「長生」なので得地となるため、得令と得地で「小強の命」になるということです。

※「長生」で得地となると書かれていますが、長生は「帝旺」「建禄」に比較して遥かにエネルギーが弱いので、どうして得地になるのか?は不明です。

これまで「過強の命」「中強の命」とそして今回の「小強の命」と読んできましたが、段々とロジックがあやふやになっているような気がします。

「過強の命」では「月令を得て旺となる」と同時に「生月は帝旺であるため得地となる」と書かれていますが、今回の「小強の命」では月柱の帝旺は説明されていません。

「長生」の件も含め、明確なロジックが示されていない、四柱推命大全の説明では「中強の命」と「小強の命」の違いが理解しにくいと思います。

<中心星四柱推命・身旺身弱マトリックス>

中心星四柱推命では「季節による身旺身弱」はこのようなマトリックスで判断をするので、迷うことはありません。

実はこのマトリックスは私が以前に所属していた流派で会長の説明が四柱推命大全と同じ様にロジカルでなかったので、全部の組み合わせをまとめたものです。

これが中心星四柱推命システムの原点であると言えます。

<中心星四柱推命命式・大運>

今回の例では季節による身旺身弱「身旺」中心星の身旺身弱「身弱」となり、どちらでもない「中庸」と即座に判断をします。

お客様を前にした実際の鑑定で「小強?中強?」などと悩んでいては、なかなか鑑定が進みません。

中心星四柱推命では合理的なロジックとシステムで瞬時に決めてしまい、お客様の相談内容に時間をかけることができます。


今回はここまで

2025年8月29日金曜日

長渕剛さんと志穂美悦子さんの相性 #長渕剛 #志穂美悦子 #離婚 #不倫 #相性診断 #四柱推命講習


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今回は長渕剛さんと志穂美悦子さんの相性を見てみます。

相性診断の画面から
先ず、長渕さんを呼び出します。

次に志穂美さんを呼び出します。

2人の診断を実行をタップします。

お互いの干合は2つで仲が良いということになります。

2人は同じ十二運「墓」を持っているので、価値観が一致しやすいです。

それ以外は2人の間に調候用神も会局もありません。

日主の対比は
長渕さんの日主「丁」から志穂美さんの日主「癸」を見ると「偏官」
自分は相手のペースになってしまいます。

志穂美さんの日主「癸」から長渕さんの日主「丁」を見ると「偏財」
相手を積極的に自分の方針に従わせます。

長渕さんは従属的、志穂美さんは支配的ということになります。

命式表表示をタップして、長渕さんの命式を見てみます。

月支元命のタブをタップします。

長渕さんは

月支元命「正財」自然さ、正統派
月柱天干通変「劫財」

です。

つまり、「正財」の正統派で人望もあり人気商売向きであるが、反面、「劫財」の激しさ、攻撃的、ワンマンな態度で共同作業などで支障をきたすこともある。

<命式に戻って>

命式表表示をタップして、志穂美さんの命式を見てみます。

月支元命のタブをタップします。

志穂美さんは

月支元命「正官」エリート、清潔感
月柱天干通変「正財」

です。

自尊心、プライドが高く、まじめである。周囲からの人気もあるが、他人に厳しく、潔癖である。

今回はここまで


2025年8月28日木曜日

男と女の身旺身弱 トランスジェンダー #男尊女卑 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #羊刃 #旺相休囚...


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最近、トランスジェンダーの方からの鑑定依頼がありました。

<四柱推命大全表紙・トランスジェンダーイラスト>

<性別はどうする? 男・女?>

よく話題になることだと思いますが「性別はどうする?」という疑問

勿論、四柱推命大全や子平推命などに答えがあるわけではありません。

しかし「原理原則」で考えれば当たり前のことです。

<四柱推命大全表紙・四柱推命は生まれた年・月・日・時で四柱>

そもそも四柱推命は「生年月日時」で四柱を構成するものです。

そして性別は生まれた時の性別です。

<トランスジェンダーイラスト>

途中で性転換をして法的にも性別を変えたとしても「生まれた時の性別」は遡って変わることはありません。

四柱推命の原理を考えれば「トランスジェンダーの性別は?」などというのは瞬時に解決される愚問です。

<四柱推命の男尊女卑>

さて、関連ということではありませんが、私が四柱推命に関わった当初から疑問に思っていた「四柱推命の男尊女卑」について考えてみたいと思います。

<四柱推命大全p233>

<「通常、男命は中強、女命は小強、小弱を適度なものとする」>

四柱推命大全でも「強弱による六類型」で「通常、男命は中強、女命は小強、小弱を適度なものとする」と書かれています。

また、吉凶星の記述では

<四柱推命大全P199>

例えば「紅艶煞」で

<「紅艶煞が女命にあれば、その女性は浪漫(ろうまん)があり、不貞でもある。淫奔(いんぽん)な私約をするとされる。」>

と女性のみにこのような記述があります。

また、「第二十九章 六親論断」では

<四柱推命大全P394>

「女命の官殺」の「羊刃」で

<「女命で羊刃が多ければおそらく再婚となる」>

「女命で羊刃が多ければおそらく再婚となる」と書かれていて、このような女性は年齢を重ねて自制心が養われた方がよいと説明されています。

更に四柱推命で一般的に「日柱に羊刃がある女性は夫を剋す」と言われています。

<四柱推命大全P401>

一方、「男命の財星」では

<「男命では「正財」を正妻、「偏財」を内妻、愛人、妾」>

「男命では「正財」を正妻、「偏財」を内妻、愛人、妾」と内妻、愛人、妾を悪いことではなく、財の象徴のように書かれています。

<古代中国>

さて、世間では不倫については男女とも大変糾弾される時代になり、マスコミなどコンプライアンスという呪文に縛られていますが、相変わらず、四柱推命の世界は4000年前?!の価値観であると思います。

中心星四柱推命のシステムは当初、元になっている流派の原典のそのままに月支元命や大運、年運などの表示コメントを制作していました。

しかし、男命と女命で記述にかなり偏りがあるため、古い価値観の記述を少しずつ修正をしています。

例えば、女命で「夫と剋す」などは、女命、男命とも共通に「パートナーを剋す」と修正しています。

ただし、明らかに男女の差があること例えば、妊娠、出産などについてはこの限りではありません。


今回はここまで

船越英一郎さんと松下萌子さんの相性 #船越英一郎 #松下萌子 #結婚 #相性診断 #四柱推命講習


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今回は船越英一郎さんと松下萌子さんの相性を見てみます。

相性診断の画面から
先ず、船越さんを呼び出します。

次に松下さんを呼び出します。

2人の診断を実行をタップします。

お互いの干合は1つで仲が良いということになります。

それ以外は2人の間に調候用神も会局も十二運の一致もありません。

日主の対比は
船越さんの日主「庚」から松下さんの日主「丙」を見ると「偏官」
自分は相手のペースになってしまいます。

松下さんの日主「丙」から船越さんの日主「庚」を見ると「偏財」
相手を積極的に自分の方針に従わせます。

船越さんは従属的、松下さんは支配的ということになります。

命式表表示をタップして、船越さんの命式を見てみます。

月支元命のタブをタップします。

船越さんは

月支元命「印綬」ナルシスト、芸術家
月柱天干通変「傷官」

です。

つまり、ナルシストで自分勝手、こだわりすぎる人で自分の才能で生きていくプライドの高い人ということになります。

<命式に戻って>

命式表表示をタップして、松下さんの命式を見てみます。

月支元命のタブをタップします。

松下さんは

月支元命「正官」エリート、清潔感
月柱天干通変「偏官」

です。

表面的には穏やかに見えても内面は芯が強く、野心もあります。

今回はここまで

2025年8月24日日曜日

中強の命と中心星四柱推命の身旺身弱 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休囚死 #四柱推命講座


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四柱推命大全(2016年新装版初版)で230ページから始まる「日干の強弱」について動画で見てきました。

「日干の強弱」の判断については中心星四柱推命とは少し判断方法が違いますので「強弱による六類型」の6つのパターンについて、中心星四柱推命の命式システムで比較検討をしてみます。

過強の命 中強の命 小強の命
小弱の命 中弱の命 過弱の命

中強の命

今回は中強の命についてみてみます。

以前の動画で中心星四柱推命の命式システムに中強の命の例を入力したものがこれです。

<中心星・中強の命>

四柱推命大全で
「この命造は乙木日生まれで、仲秋に生まれた人であるため、木気は衰えた絶の時となっている。そのため、月令を得ず。」
とあります。

<大運・方位のタブ>

中心星四柱推命の季節による身旺身弱も「身弱」となっています。

しかし「中心星の身旺身弱」を見ると「身旺」となっています。

この方の現在の中心星は「劫財」になっています。

<命式に戻って>

中心星について少し説明をします。

中心星は命の日主以外の通変星から候補を絞って選びます。

命式を見ると月柱の「偏官」と時柱「傷官」がグレー表示になっています。

これは時柱天干「丙」と月柱蔵干「辛」が干合をしているということです。

中心星四柱推命のシステムでは干合は自動的に処理をしてグレー表示になります。

この干合している通変星を除いた残り5個の通変星が中心星候補です。

<通変星相生相剋>
<通変星相生相剋マーク>

これを通変星の相生相剋図にマークすると「劫財」は「偏印」「印綬」に応援をされています。

また、「劫財」を無情に剋す通変星はありません。

そのため、中心星は「劫財」になります。

「劫財」は四柱推命大全で書かれている「得勢」の条件である同じ五行の通変星でもあります。

中心星の身旺身弱
偏印、印綬、比肩、劫財→「身旺」
食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官→「身弱」

「中心星の身旺身弱」は比肩、劫財、偏印、印綬で「身旺」となりますが、これは「得勢」でもあり、偶然に結果が同じになるのではなく、必然的に「身旺」=「得勢」となります。


四柱推命大全で
「得時を得ずといえども。四柱中の干支は水が多く木の助となっているので強という。」
とあります。

<五行基本>

これは「五行基本」で見ると日主「乙」の木で木局が(日主を除いて)2、それを応援する水局が3であるので、同じ木局と応援する水局で得勢となるということです。

<命式に戻って>

四柱推命大全で
「月日時の地支は弱となっており得地していないが、生年支は帝旺となり得気(得地)している。そのため、中強の命となる」
とあります。

十二運は月柱「絶」日柱「死」時柱「病」と弱いですが、年柱は「帝旺」で得地しています。

得勢と得地で「中強の命」になるということです。


今回はここまで

2025年8月23日土曜日

過強の命と中心星四柱推命の身旺身弱 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休囚死 #四柱推命講座


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四柱推命大全(2016年新装版初版)で230ページから始まる「日干の強弱」について動画で見てきました。

「日干の強弱」の判断については中心星四柱推命とは少し判断方法が違いますので「強弱による六類型」の6つのパターンについて、中心星四柱推命の命式システムで比較検討をしてみます。

過強の命 中強の命 小強の命
小弱の命 中弱の命 過弱の命

過強(旺極)の命

以前の動画で中心星四柱推命の命式システムに過強(旺極)の命の例を入力したものがこれです。

<中心星・過強の命>

四柱推命大全では「月令を得て旺となる」とありますが、これは中心星四柱推命では「季節による身旺身弱」で表示されています。

<大運・方位のタブ>

これを見ると「身旺」となっています。

季節により身旺身弱は以前の動画で説明をしましたが、このようなマトリックスで算出をしています。

<身旺身弱マトリックス>


更に「中心星の身旺身弱」を見ると「身旺」となっています。

「中心星の身旺身弱」とは、ある手順で求められた「中心星」の通変によって、身旺身弱を求める方法で偏印、印綬、比肩、劫財は「身旺」、食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官であれば「身弱」となります。

中心星の身旺身弱

偏印、印綬、比肩、劫財→「身旺」
食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官→「身弱」

この「身旺」の通変を見ると、四柱推命大全での日主の「比肩」と同じ五行の通変、あるいは応援する通変、つまり「生助」となる通変です。

中心星四柱推命ではこの時点でこの方の現在の身旺身弱は「超身旺」であると判断します。

中心星は鑑定日によって変わる場合があるので、この身旺身弱は変動するものです。

<命式に戻って>

四柱推命大全で
「年・時の木と我は同気であり、比肩となり、助となり、得勢である。」
「日・時の地支子水は、我を生扶し、日主を生じ得ている。」
とありますが、

<五行基本>

これは「五行基本」で見ると日主「甲」の木で木局が5、それを応援する水局が2であることからもわかります。

更に日主の木局を剋す金局は0ということもわかります。

これによって得勢となります。

<五行バランス>

もう1つの五行バランスを見ると命だけではなく、大運の天干地支もカウントできます。

これは命の固定的なバランスだけではなく、運により変動するバランスを見ることができます。

<命式に戻って>

十二運については、日干から四柱の地支を見た十二運が四柱推命大全の命式と同じく表示されて「建禄」「帝旺」で得地となります。

四柱推命大全に書かれているように得令、得勢、得地と3つ揃っているので、過強の命ということになります。

<大運、年運アップ>

さて、中心星四柱推命では固定的な命だけではなく、例えば、十二運も大運十二運、年運十二運もその時期にエネルギーの強さとして考えます。

<大運・方位のタブ>

また、大運季節による身旺身弱、大運通変の身旺身弱もその時期の身旺身弱として判断に利用することができます。

<命式に戻って>

このように中心星四柱推命でも得令、得勢、得地で日干の強弱、つまり、身旺身弱を判断することができます。

しかし、中心星四柱推命では基本的に自動で表示される「季節による身旺身弱」「中心星による身旺身弱」を使い、その他の要素は後で参考として使用することにしています。

そのようにしなければ、身旺身弱を算出するために多くの時間がかかり、鑑定依頼されたお客様が知りたい「来年の後半の運勢は?」「結婚のタイミングは?」などの本来の依頼内容までたどり着くことができません。

中心星四柱推命は「中心星を設定すれば、即、鑑定ができる!」と謳っていますが、これは他流派のように手作業で手間・時間がかかる作業をシステムに委ねることで、鑑定作業を素早く、正確にすることができるということです。

決して出鱈目をやっているわけではありません。


次回は「中強の命」について比較検討をしてみます。

今回はここまで

2025年8月22日金曜日

得時 得地 得勢 身旺 身強 身弱 四柱推命大全 日干の強弱を読む 強弱による六類型 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱...


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では236ページに「強弱判断の総論」があります。

<見開き写真>

四柱推命大全によると命の主となる日主の強弱を判断するには次の3つの条件があるということです。

・天時:得令(月令を得るか)
 日干(日柱天干)の五行と月支(月柱地支)の五行が同じである

<5行の相生相剋>

木局:日主が甲・乙、月支が寅・卯。
火局:日主が丙・丁、月支が巳・午。
土局:日主が戊・己、月支が巳・午、あるいは辰・戌・丑・未。
金局:日主が庚・辛、月支が申・酉。
水局:日主が壬・癸、月支が亥・子。

以上が「得令」の条件です。

逆にこれらの条件に当てはまらなければ「失令」となる。

※ここで土局にだけ、月支が巳・午と火局(火生土、旺相休囚死で相)のものが入っています。これについてはなぜ土局だけなのか不明ですので、後々調べることにします。

・人和:得勢(党多)

<5行の相生相剋>

日干が木局の場合、四柱の干支に同じ木局あるいは「水生木」と応援をする水局のものがあれば、生助となる。

日干が火局の場合、四柱の干支に同じ火局あるいは「木生火」と応援をする木局のものがあれば、生助となる。

日干が土局の場合、四柱の干支に同じ土局あるいは「火生土」と応援をする火局のものがあれば、生助となる。

日干が金局の場合、四柱の干支に同じ金局あるいは「土生金」と応援をする土局のものがあれば、生助となる。

日干が水局の場合、四柱の干支に同じ水局あるいは「金生水」と応援をする金局のものがあれば、生助となる。

以上が「得勢」の条件です。

逆にこのような応援がなければ「失勢」となる。

・地利:得地(通根)

日干から地支を見て求めた十二運が「帝旺」「建禄」など強いものであれば「得地」となる。

逆に十二運が「病」「死」「絶」などであれば「失地」となる。

これらの得令、得勢、得地と日主の強弱をまとめたものが四柱推命大全236ページの「日主強弱早見表」です。

<日主強弱早見表>

さて、ここまで7本の動画で「第二十二章 日干の強弱」を読んできましたが、四柱推命大全の記述だけでは、原理の理解はできますが、中途半端で実際にこれを読んで鑑定に応用するのは至難の業であると思います。

しかし、四柱推命に10年以上関わって来た私でも動画を制作するために読み進めることで解釈の違いや未知の発見などがあります。

「定本」「ハンドブック」としては大変優れている「四柱推命大全」ですが、多くの源流、流派の異なる用語を併記して説明をしているため、初心者にはかえって混乱を招いているように思います。

今回はここまで

2025年8月21日木曜日

過弱の命 四柱推命大全 日干の強弱を読む 強弱による六類型 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休...


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では235ページに「強弱による六類型」の「⑥過弱の命」があります。

<見開き写真>

四柱推命大全で解説されている命式を中心星四柱推命の命式に入力して検証をしてみます。

<命式-1>

この命式の年干支、月干支、日干支、時干支から万年暦、生時干支表を使って、この方の生年月日、生まれ時刻を求めて見ます。

万年暦から
「戊申」年は2028年
「庚申」月は8月
「甲午」日は9月6日
生時干支表で
「甲」の日の「庚午」時は午前11時-午後1時

2028年9月6日11時生まれで性別は仮に女性として、中心星四柱推命の命式に入力をすると、このようになります。

<中心星四柱推命命式-1>

元の命式は縦書きなので、中心星四柱推命の命式に合わせて横書きにして並べてみます。

双方の命式を確認してみます。

天干通変の年柱「偏財」月柱「七殺=偏官」日柱=日主「比肩」時柱「七殺=偏官」
蔵干の年柱「庚」月柱「庚」日柱「丁」、時柱「丁」
十二運の年柱「絶」月柱「絶」日柱「死」時柱「死」

双方の命式に違いはありません。

次に命式の解釈を見てみます。

四柱推命大全の解説では
「この命造は甲木日生まれ、孟秋(もうしゅう)生まれの人なので、天時に背いている。月令を得ずに衰えている状態である。」

<大運の季節と十干十二支>
<旺相休囚死の表>

日主は「甲」の木局で月柱の「申」は秋で、旺相休囚死の表で「秋」の「木」をみると「死1」となり日主は弱いです。金剋木でもあります。

「三干と四支の多くは剋と洩であるため、日干は力を失くしている。」

<5行の相生相剋>

月柱天干「庚」時柱天干「庚」と年柱地支「申」月柱地支「申」は金局で木局の日干「甲」を剋しています。(金剋木)

木局の日干「甲」は火局の日柱地支「午」時柱地支「午」を応援するため、日干は弱くなります。(木生火)

「日干から地支の四支を対照すれば、十二運に死と絶しかないため、失地である(無気、無根)である。」

十二運は年柱「絶」月柱「絶」日柱「死」時柱「死」となっているため、日干は弱いということです。

「失時、失勢、失地と三つの条件と全く相反するために、弱すぎる命となり、過弱(衰極)となる。」

失時は「得令」を得ていない。つまり、日干と月支が同じ五行でない。
失勢は日干が四柱で干支からの応援を得ていない。
失地は日干から見た十二運が帝旺、建禄など強いものがない。

つまり、身旺(身強)の条件である得時、得勢、得地の全て正反対であるため、過弱の命となるということです。

今回はここまで

2025年8月20日水曜日

北島康介さんと千紗さんの相性 #北島康介 #千紗 #不倫 #相性診断 #四柱推命講習


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今回は北島康介さんと千紗さんの相性を見てみます。

相性診断の画面から
先ず、北島さんを呼び出します。

次に千紗さんを呼び出します。

2人の診断を実行をタップします。

お互いの干合は3つで仲が良いということになります。

十二運は同じ「墓」を持っているので
価値観が一致しやすいです。

日主の対比は
北島さんの日主「戊」から千紗さんの日主「己」を見ると「劫財」
千紗さんの日主「己」から北島さんの日主「戊」を見ると「劫財」

一家の主人が2人いる感じで、お互いが自分のペースで振る舞います。
相手のやり方が気に入らない、カチンときます。

お互いに束縛をすると破綻する関係です。

千紗さんの命の日柱には「羊刃」があります。

日柱の「羊刃」は「日刃」と言われ、パートナーを剋すと言われています。

今回はここまで

2025年8月19日火曜日

中弱の命 四柱推命大全 日干の強弱を読む 強弱による六類型 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休...


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では235ページに「強弱による六類型」の「⑤中弱の命」があります。

<見開き写真>

四柱推命大全で解説されている命式を中心星四柱推命の命式に入力して検証をしてみます。

<命式-1>

この命式の年干支、月干支、日干支、時干支から万年暦、生時干支表を使って、この方の生年月日、生まれ時刻を求めて見ます。

万年暦から
「甲子」年は1984年
「丙子」月は12月
「丁亥」日は12月19日
生時干支表で
「丁」の日の「癸卯」時は午前5時-7時

1984年12月19日5時生まれで性別は仮に女性として、中心星四柱推命の命式に入力をすると、このようになります。

<中心星四柱推命命式-1>

元の命式は縦書きなので、中心星四柱推命の命式に合わせて横書きにして並べてみます。

双方の命式を確認してみます。

天干通変の年柱「正印=印綬」月柱「劫財」日柱=日主「比肩」時柱「七殺=偏官」
蔵干の年柱「癸」月柱「癸」日柱「壬」、時柱「甲」
十二運の年柱「絶」月柱「絶」日柱「胎」時柱「病」

双方の命式に違いはありません。

次に命式の解釈を見てみます。

四柱推命大全の解説では
「この命造は丁火日生まれ、冬月に生まれた人である。月令を得ず、日主は衰弱している。」

<大運の季節と十干十二支>
<旺相休囚死の表>

日主は「丁」の火局で月柱の「子」は冬で、旺相休囚死の表で「冬」の「火」をみると「死1」となり日主は弱いです。「水剋火」でもあります。

「生年の年干と時支には木があり、月干は火で我(日主)を比助する。」

<5行の相生相剋>

年柱天干「甲」と時柱蔵干「乙」は「木生火」で日主の「丁」を応援します。

「日干から地支の四支を対照すれば、絶と病に逢い、身(日干)は胎に坐しているため、失地(失気)となり、気根(地支の根の五行)は軽い。」

十二運は年柱「絶」月柱「絶」日柱「胎」時柱「病」となっているため、十二運の元になる地支、つまり年柱「子」月柱「子」日柱「亥」時柱「卯」は弱いということです。

「この命は、月令を得ず、地支が軽く失地し、剋が多いと言えども、生助があるため得勢であり中弱の命となる。」

この命は日主(丁=火局)で月支の季節「冬=水局」に「水剋火」で剋され、更に4柱の十二運も弱いです。しかし、年柱天干「甲」時柱蔵干「乙」が「木生火」で日主の「丁」を応援するので、少しだけ上向いて中弱の命となります。

今回はここまで

2025年8月17日日曜日

小弱の命 四柱推命大全 日干の強弱を読む 強弱による六類型 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休...


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 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休囚死 #四柱推命講座


四柱推命大全(2016年新装版初版)では234ページに「強弱による六類型」の「④小弱の命」があります。

<見開き写真>

四柱推命大全で解説されている命式を中心星四柱推命の命式に入力して検証をしてみます。

<命式-1>

この命式の年干支、月干支、日干支、時干支から万年暦、生時干支表を使って、この方の生年月日、生まれ時刻を求めて見ます。

万年暦から
「辛巳」年は2001年
「辛丑」月は2002月1月
「壬寅」日は2002年2月3日
生時干支表で
「壬」の日の「癸卯」時は午前5時-7時

四柱推命初心者の方にはちょっと?かもしれませんが
「辛巳」年は2001年2月4日から2002年2月3日までになります。

2002年2月3日5時生まれで性別は仮に女性として、中心星四柱推命の命式に入力をすると、このようになります。

<中心星四柱推命命式02-1>

元の命式は縦書きなので、中心星四柱推命の命式に合わせて横書きにして並べてみます。

双方の命式を確認してみます。

天干通変の年柱「正印=印綬」月柱「正印=印綬」日柱=日主「比肩」時柱「劫財」
蔵干の年柱「丙」月柱「己」
日柱「甲」、中心星四柱推命の命式では大運、日柱、時柱の方合会局によって「乙」になっています。会局前の蔵干も表示されていますがこちらは「甲」です。
時柱「乙」、時柱も同様に方合会局になっていますが、蔵干は変わらず「乙」です。
十二運の年柱「絶」月柱「衰」日柱「病」時柱「死」

方合会局で変わっているものもありますが、双方の命式に違いはありません。

次に命式の解釈を見てみます。

四柱推命大全の解説では
「この命造は壬水日生まれ、冬月に生まれた人である。月令を得て旺となる(旺相休囚死で、冬の水は旺)。」

<大運の季節と十干十二支>
<旺相休囚死の表>

つまり、日主は「壬」の水局で月柱の「丑」は冬の土用で、旺相休囚死の表で「冬」の「水」をみると「旺5」となります。

「年・月の二干は印綬であり、時干は劫財となり全て比助となっている。」

<通変の相乗効果>

年柱、月柱の印綬は日主である比肩を応援し、更に時柱の劫財は日主の比肩と同じ五行なので、日主を助けることになります。

「日干から地支の四支を対照すれば、年支は絶、月支は衰となり、日支は病に坐しており、時支は死に逢っている。」

十二運は年柱「絶」月柱「衰」日柱「病」時柱「死」となっている。

「失地(失気・無根)となっているために、小弱の命となる。」

前半の条件、日干と地支が同じ季節。劫財、印綬により日主が助けられて身旺。
後半の条件、十二運は絶、衰、病、死と日干を弱めるものしかない。

結果的に小弱の命、言い換えると「やや身弱」になるということです。

今回はここまで

2025年8月15日金曜日

中強の命 四柱推命大全 日干の強弱を読む #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休囚死 #四柱推命講座


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では234ページに「強弱による六類型」の「③小強の命」があります。

<見開き写真>

四柱推命大全で解説されている命式を中心星四柱推命の命式に入力して検証をしてみます。

<命式02-1>

この命式の年干支、月干支、日干支、時干支から万年暦、生時干支表を使って、この方の生年月日、生まれ時刻を求めて見ます。

万年暦から
「甲寅」年は1974年
「丙子」月は12月
「壬寅」日は12月27日
生時干支表で
「壬」の日の「戊申」時は午後3時-5時

1974年12月27日15時生まれで性別は仮に女性として、中心星四柱推命の命式に入力をすると、このようになります。

<中心星四柱推命命式02-1>

元の命式は縦書きなので、中心星四柱推命の命式に合わせて横書きにして並べてみます。

双方の命式を確認してみます。

天干通変の年柱「食神」月柱「偏財」日柱=日主「比肩」時柱「偏官」
蔵干の年柱「甲」月柱「癸」日柱「甲」時柱「庚」
十二運の年柱「病」月柱「旺=帝旺」日柱「病」時柱「生=長生」

双方の命式に違いはありません。

次に命式の解釈を見てみます。

四柱推命大全の解説では
「この命造(命式)は壬水日生まれ、子月において生まれた人である。月令を得て旺となるが、月干は偏財で日主が剋し、時干は偏官で日主を剋している。」

つまり、日主は「壬」の水局で月柱の「子」は水局であり、十二運も「帝旺」となり「身旺」となる。

<通変星の相生相剋>

しかし、日主(比肩)が月柱の偏財を剋し(比肩→無情の剋す→偏財)、更に時柱の偏官は日主(比肩)を無情に剋している。

「年干は食神であり、洩気(えいき)している。月令の旺気は減弱。」

日主(比肩)が年柱の食神を応援するため、日主が弱められる。

これらにより身旺が弱くなる。

「生年支は病に逢っている。なおかつ、身(日主)も病に坐しているため弱となる。」

年柱の十二運は病で、更に日柱の十二運も病のため、弱くなる。

「ただし、生時が長生に逢っているので、得気(得地)しており、小強の命となる。」

時柱の十二運は長生なので、小強の命となるとあります。

今回はここまで

2025年8月14日木曜日

四柱推命の落し穴 23時生まれは誕生日が翌日になる #四柱推命大全 #陰陽五行 #二十四節気 #節入日 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 ...


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今回は四柱推命の日の切り替わり時刻の解説したいと思います。

四柱推命大全(2016年新装版初版)の126ページに「【例2】1944年2月3日夜子(よるね)時(23時~0時)生まれの命式に六神(りくしん)を割り振る」とあります。

<見開き写真>

ここの解説に「23時を過ぎているため、2月4日となる」と書かれています。

<時刻と十二支>

四柱推命では時刻は「子の刻」が23時から1時、「丑の刻」が1時から3時と2時間区切りで十二支で表現されます。

また、1日のはじまりは「子の刻」23時、つまり日の切り替わりが23時ということです。

<生時干支表>

時柱の干支を求めるのは、生時干支表を使います。

この生時干支表を見ると生まれた日の干と生まれた時刻によって時柱の干支が求められることがわかります。

この表をよく見ると一番上の午前0時-午前1時と一番下の午後11時-午後12時は同じ「子の刻」なのに別れて書いてあります。

しかも、時刻の干支の位置が同じ「子の刻」なのにズレています。

これはどうしてでしょう?

実は時刻の区切りが「子の刻」で23時から1時ですので、本来の1日のはじまりの時刻も「子の刻」の23時からということになります。

例えば、日干支が「甲子」の場合、生時干支表で見ると干が「甲」で午後11時-午後12時を見ると「丙子」時になります。

0時台は翌日で「乙丑」日の生時干支表で見ると干が「乙」で午前0時-午前1時を見ると「丙子」時になります。

つまり23時から翌日の1時までの2時間の時柱は干支が同じ「丙子」ということになります。

さて、ここで問題が起きます。

23時台の場合、時柱だけ翌日の「丙子」になって、日柱はそのままでは命式が矛盾したおかしい状況になってしまいます。

そこでこの四柱推命大全の例題にあるように「23時を過ぎているため、2月4日となる」つまり、「23時を過ぎたら日付も翌日にする」ということです。

四柱推命大全の126ページの【例2】1944年2月3日23時生まれを性別女性で命式に入力をしてみます。

四柱推命大全の命式は縦書きなので、横書きに変換して並べてみます。

さて、命式アプリの表示と四柱推命大全の命式で日柱が違っています。

23時生まれの人の生日をそのまま入力したので、このようになってしまいました。

命式システムで生まれ時刻23時台の場合は日付、時刻の変更指示が表示されます。

<変更指示UP>

では、翌日の2月4日で入力をしてみます。また、翌日にしたので、時刻は23時から0時に変えます。

当たり前ですが、今度は両者の命式は同じになりました。

実はシステムで23時であれば、自動的に翌日の日付に変えるということも可能ですが、節入日で節入時刻を採用した場合、23時ではなく、節入時刻で日付が変わってしまうので、そのままにしてあります。

基本的には生年月日が節入日でない、あるいは節入時刻を無視する場合は「23時生まれの方は日付を翌日にして、時刻を0時で鑑定をする」ということです。


今回はここまで

2025年8月11日月曜日

四柱推命大全 日干の強弱を読む 強弱による六類型 その2 中強の命 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 ...


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では234ページに「強弱による六類型」の「②中強の命」の解説が始まります。

<見開き写真>

四柱推命大全で解説されている命式を中心星四柱推命の命式に入力して検証をしてみます。

②中強の命

<命式02-1>

この命式の年干支、月干支、日干支、時干支から万年暦、生時干支表を使って、この方の生年月日を求めて見ます。

万年暦から
「甲寅」年は1974年
「癸酉」月は9月
「乙亥」日は10月1日(9月)
生時干支表で
「乙」の日の「丙子」時は午前0時-1時

1974年10月1日0時生まれで性別は仮に女性として、中心星四柱推命の命式に入力をすると、このようになります。

<中心星四柱推命命式02-1>

元の命式は縦書きなので、中心星四柱推命の命式に合わせて横書きにして並べてみます。

双方の命式を確認してみます。

天干通変の年柱「劫財」月柱「偏印」日柱=日主「比肩」時柱「傷官」
蔵干の年柱「甲」月柱「辛」日柱「壬」時柱「癸」
十二運の年柱「旺=帝旺」月柱「絶」日柱「死」時柱「病」

双方の命式に違いはありません。

次に命式の解釈を見てみます。

四柱推命大全の解説では
「この命造(命式)は甲木日生まれ、仲秋に生まれた人であるため、木気は衰えた絶の時となっている。そのため月令を得ず。」

つまり、日主は「乙」の木局で月柱の「酉」は金局であり、十二運も「絶」となり「身弱」となる。

<中心星四柱推命命式02-1-大運タブ下アップ>

大運のタブの下の「季節による身旺身弱」でも「身弱」の表示なっています。

「ただし、得時を得ずと言えども、四柱の干支は水が多く木の助となっているので強という。」

命式に「水生木」と日干を応援する水局の干支があるので「身強」となるということです。

<五行バランス>

「五行バランス」を見ると日主(自分)を応援する五行(偏印、印綬)が命に3個あることが確認できます。

<中心星四柱推命命式01-1>

「月日時の地支は弱となっており得地していないが、生年支は帝旺となり得気(得地)している。そのため中強の命となる。」

十二運は日干から年、月、日、時の地支をみて求めるが、月柱は絶、日柱は死、時柱は病と弱い。しかし、年柱は帝旺で強いので中強の命となるということです。

そもそも十二運は日干から年柱、月柱、日柱、時柱の各地支を見て求めるもので、日干の強さを表すものです。

中心星四柱推命では身旺身弱の判断には日干と月柱地支の関係を使いますが、エネルギーの強さを表すものでもあるので、命式のトータルの判断には考慮すべきだと思います。

<中心星四柱推命命式01-1-大運タブ下>

「中心星の身旺身弱」を見ると中心星「劫財」で「身旺」となっています。
中心星四柱推命では「季節による身旺身弱」の「身弱」と合わせて考えて「中庸」であると判断をします。

四柱推命大全の結果と中心星四柱推命の結果が同じように見えますが、身旺身弱を導く考え方はちょっと違うと思います。

今回はここまで

二階堂ふみさんとカズレーザーさんの相性 #二階堂ふみ #カズレーザー #結婚 #相性診断 #四柱推命講習


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 #二階堂ふみ #カズレーザー #結婚 #相性診断 #四柱推命講習

今回は二階堂ふみさんとカズレーザーさんの相性を見てみます。

相性診断の画面から
先ず、カズレーザーさんを呼び出します。

次に二階堂さんを呼び出します。

2人の診断を実行をタップします。

お互いの干合は2つで仲が良いということになります。

カズレーザーさんの調候用神「癸」が二階堂さんの命に
二階堂さんの調候用神「丁」がカズレーザーさんの命に
それぞれあるので、

2人は相思相愛の仲でお互いに相手によって運気を上げることができます。

日主の対比は
カズレーザーさんの日主「己」から二階堂さんの日主「庚」を見ると「傷官」
相手に対して自分が一方的に尽くします。相手が全て得をすることになります。

二階堂さんの日主「庚」からカズレーザーさんの日主「己」を見ると「印綬」
結果的に相手は自分の思う通りになります。

カズレーザーさんは二階堂さんに対して「従属的」
二階堂さんはカズレーザーさんに対して「支配的」

2人はこのような関係性でいることで上手くいくということになります。

命式表表示をタップして
二階堂さんの命式を表示させます。

二階堂さんには「魁罡」(魁ごう)があります。
月柱に「羊刃」もあります。
年柱と日柱には「紅艶」があります。

「紅艶」は人気者の吉凶星です。

「魁罡」(魁ごう)は平凡な生き方では吉とならない、更に吉凶がはっきり顕れる吉凶星です。

「羊刃」は激しく強烈な作用をする吉凶星です。

大運・方位のタブをタップします。

「季節による身旺身弱」「中心星の身旺身弱」の両方とも身旺ですので、二階堂さんは「超身旺」です。

<命式に戻って>

「魁罡」(魁ごう)「羊刃」で「超身旺」、月柱十二運「帝旺」でエネルギーも旺盛で更に月支元命「劫財」で「意思が強い」「信念が強い」女性ですので、並の男性では難しいひとであると思います。

<相性診断の画面に戻って>

命式を表示をタップして
カズレーザーさんの命式を表示させます。

カズレーザーさんは命に「冲」「天戦地冲」があり衝突の暗示があります。

大運・方位のタブをタップします。

「季節による身旺身弱」は「身旺」「中心星の身旺身弱」は「身弱」なので「中庸」ということになります。

<命式に戻って>

カズレーザーさんは「冲」「天戦地冲」もありますが、月支元命「偏印」で、自分の独特なセンスでマイペースな生き方ができるひとです。

<相性診断の画面に戻って>

二階堂さんは圧倒的なエネルギーがありますが、カズレーザーさんは10歳年上ですので、なんとか受け止めることができると思います。

今回はここまで

2025年8月10日日曜日

四柱推命大全 日干の強弱を読む 強弱による六類型 その1 過強の命 旺極の命 #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命...


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では233ページから「強弱による六類型」の解説が始まります。

<見開き写真>

今回は四柱推命大全で解説されている命式を中心星四柱推命の命式に入力して検証をしてみます。

①過強(旺極)の命

<命式01-1>

この命式の年干支、月干支、日干支、時干支から万年暦、生時干支表を使って、この方の生年月日を求めて見ます。

万年暦から
「甲寅」年は1974年
「丁卯」月は3月
「甲子」日は24日
生時干支表で
「甲」の日の「甲子」時は午前0時-1時

1974年3月24日0時生まれで性別は仮に女性として、中心星四柱推命の命式に入力をすると、このようになります。

<中心星四柱推命命式01-1>

元の命式は縦書きなので、中心星四柱推命の命式に合わせて横書きにして並べてみます。

双方の命式を比較すると

天干通変の年柱「比肩」月柱「傷官」日柱=日主「比肩」時柱「比肩」
蔵干の年柱「甲」月柱「乙」日柱「癸」時柱「癸」
十二運の年柱「禄=建禄」月柱「旺=帝旺」日柱「沐=沐浴」時柱「沐=沐浴」

蔵干は求め方によって変わる場合がありますが、今回は完全に一致しています。

では、命式の解釈を見てみます。

四柱推命大全の解説では
「この命造(命式)は甲木日生まれで卯の仲春に生まれた人であるため、月令を得て旺となる」

つまり、日主は「甲」の木局で月柱の「卯」も同じ木局であるので「身強=身旺」となる。

<中心星四柱推命命式01-1-大運タブ下アップ>

中心星四柱推命の命式では大運のタブの下に「季節による身旺身弱」があり、この判断は自動で行われます。

「年・時の木と我は同気(同じ五行)であり、比肩となり助となり、得勢である」

これは四柱推命大全の231ページの「第二条 得勢(党多)=人和」で
「日干が四柱(命式)内において、多くの干支の生助を得ることを得勢という。そして旺(身強)となる」

命式に日干と同じ五行の干支がある場合、または「水生木」など日干を応援する五行の干支がある場合、「身強=身旺」となるということです。

<五行バランス>

中心星四柱推命の命式では直接的に得勢という表現ではありませんが、「五行バランス」という機能で日主(自分)と同じ五行(比肩、劫財)、あるいは日主を応援する五行(偏印、印綬)がいくつあるのかカウントすることができます。

この方の命では日主の木局の天干地支が●で5個ありますが、内訳は比肩が3個、劫財が1個、日主の比肩1個になります。

また、日主を応援する印綬も2個となります。

そもそも、この「五行バランス」は得勢を求めることを前提に作っていませんが、命式内で数えることなく、ひと目でわかるということです。

更に中心星四柱推命は独自の中心星という通変星を求めて、大運や年運、日運などの運を算出していますが、この中心星は「身旺身弱」の判断にも使います。

<中心星四柱推命命式01-1-大運タブ下>

大運のタブの下に「中心星の身旺身弱」がありますが、これは自動的に中心星の通変によって身旺身弱を表示するものです。

通常の中心星四柱推命の鑑定では「季節による身旺身弱」「中心星の身旺身弱」を使って身旺身弱を判断します。

この方は両方とも身旺であるので「超身旺」と表現をします。

<中心星四柱推命命式01-1>

また、命式の十二運に「建禄」「帝旺」とありますが、これは四柱推命大全の232ページの「第三条 得地(通根)=地利」で十二運に「建禄」「帝旺」など強いものがあると得地で身強となります。

中心星四柱推命の鑑定では十二運で直接「身旺身弱」を決めることはしませんが、命と運の十二運でその方のエネルギーを判断する材料にしています。

「身旺身弱」は四柱推命の源流や流派によって微妙に求め方が違っていますが、結果的には大きな違いはないと考えます。

次回も引き続き、「強弱による六類型」を中心星四柱推命と比較検討しながら、読み進めていきます。

今回はここまで

2025年8月8日金曜日

四柱推命大全 日干の強弱を読む #四柱推命大全 #陰陽五行 #得令 #身旺 #身強 #身弱 #看命 #推命 #旺相休囚死 #四柱推命講座


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では230ページから「第二十二章日干の強弱」の解説が始まります。

<見開き写真>

日干とは日主、身主、日元、原神などと言われ、命式の中では自分自身のことで一番重要なものです。

そのため、日干の強弱(旺衰)を知ることが看命(命を看る)の第一要件であると書かれています。

日干の強弱とはいわゆる身旺身弱のことです。

四柱推命大全ではその区別の方法を三か条で説明をしています。

第一条 得令(月令)=天時

得令とは「日干が月気(月令)を得ているかいないかを看る」ということです。

具体的に説明をすると、日干(日柱天干=自分)の五行が出生月の地支(月柱地支)と同じということです。

ここで四柱推命大全に載っている身強の条件を「五行と季節」の図を見ながら説明をします。

身強の条件
【木】 日主が甲・乙で月支が寅・卯の場合
【火】 日主が丙・丁で月支が巳・午の場合
【土】 日主が戊・己で月支が巳・午、あるいは辰・戌・丑・未の場合
【金】 日主が庚・辛で月支が申・酉の場合
【水】 日主が壬・癸で月支が亥・子の場合


先ずは
【木】 日主が甲・乙で月支が寅・卯の場合に身強

<五行と季節>

甲・乙は春の木局にあります。その季節の地支は寅・卯です。辰は春の土用ですので除外します。

【火】日主が丙・丁で月支が巳・午の場合に身強

<五行と季節>

丙・丁は夏の火局にあります。その季節の地支は巳・午です。未は夏の土用ですので除外します。

【土】日主が戊・己で月支が巳・午、あるいは辰・戌・丑・未の場合に身強

<五行と季節>

戊・己は土局(土用)なので、それぞれの季節の土用の辰・戌・丑・未と「火生土」で火局に応援されているので巳・午。

※これには少々異論があるので、後ほど説明をします。

【金】日主が庚・辛で月支が申・酉の場合に身強

<五行と季節>

庚・辛は秋の金局にあります。その季節の地支は申・酉です。戌は秋の土用ですので除外します。

【水】日主が壬・癸で月支が亥・子の場合に身強

<五行と季節>

壬・癸は冬の水局にあります。その季節の地支は亥・子です。丑は冬の土用ですので除外します。

以上が四柱推命大全で説明されている身強の条件ですが、異論があると言った土局について考えてみます。

土局(土用)なので、それぞれの季節の土用の辰・戌・丑・未である場合が身強というのは理解できるロジックです

しかし「火生土」で火局に応援されているので巳・午というならば、他の木局や火局でも同様に「水生木」「木生火」も考えなければなりませんが、それはありません。

また、旺相休囚死の表とも矛盾すると思います。

四柱推命大全は定本として様々な四柱推命の源流をなるべく網羅しようと書かれたものですので、前後で矛盾をする記述は当然あります。

でも、これでは四柱推命大全で勉強をしているひとは混乱します。

とりあえず、最後に中心星四柱推命で使用している身旺身弱のマトリックスをお見せします。

このマトリックスをみると

日干が土用を除く同じ五行の月支の場合は「身旺」

日干が土用を除く月支に応援をされている場合は「身旺」
つまり、「水生木」「木生火」「火生土」「金生水」など

更に土用の月支でも「火生土」「土生金」で土用の月支でも「身旺」なる。

同じ五行や応援されている場合でも土用(辰・未・戌・丑)の場合は「やや身旺」と身旺の度合いが弱くなる。

これ以外は基本的に「身弱」ということになりますが、身弱の場合でも土用(辰・未・戌・丑)の場合は「やや身弱」と身弱の度合いが弱くなる。

身旺身弱については様々な解釈があります。四柱推命大全でも旺相休囚死の表と今回の章の記述は矛盾をするものと考えます。

四柱推命の各理論は「何が正しい」「何が間違い」ということではなく、鑑定をする上で「再現性があり」「合理的なロジック」であることが重要であると思います。

次回は三か条の二と三を飛ばして、「強弱による六類型」を中心星四柱推命の命式と比較しながら検討をしていきます。

今回はここまで

2025年8月5日火曜日

四柱推命大全 看命の順序を読む #四柱推命大全 #陰陽五行 #看命 #推命 #陳素庵 #論語 #四柱推命講座


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では206ページから「第二十一章看命の順序」の解説が始まります。

<見開き写真>

看命(観命)とは四柱推命学において四柱推命を看るということを言います。

「看る」とは単純に目で見るというよりも「注意深くみる」「見守る」というニュアンス(意味合い)を含むということです。

私も今までの動画で単純に「命式を見る」などと使っていましたが、今後はこの「看る」を積極的に使っていこうと思います。

さて、この本の「看命の順序について」ではいきなり論語を引っ張り出して「順序の重要性」を説いています。しかし、かえって混乱をする書き方だと思います。

先ずはその論語から読んでみます。


君子之道 君子の道は

孰先傳焉 孰(いず)れをか先に伝え

孰後倦焉 孰(いず)れをか後に倦(う)まん

譬諸草木區以別矣 諸(これ)を草木(そうもく)の区(く)して以(もっ)て別(わか)つに譬(たと)う


つまり、教育における物事の順序の重要性を説いたものです。


<見開き写真>

次の項目で「陳素庵の看命 第一要訣」として唐代の陳素庵の方法を紹介しています。

・推命において先ず日干を看る。日干が得時(日干は旺相の月支にある)かどうか。あるいは失時(日干は休囚死の月支にある)かどうかを看る。

日干(日柱天干)を先に看る。日干が得時、失時かどうかを看るというのは
得時、失時は以前の動画で説明をした旺相休囚死で日干と月支(月柱地支)の関係によって日干のレベル(強弱)が変わるということです。

<旺相休囚死の表>

具体的には
得時の「旺5」は日干は月支と同じ季節でレベル5
得時の「相4」は日干は月支に応援されているレベル4
失時の「休3」は日干は月支を応援しているレベル3
失時の「囚2」は日干は月支を剋しているレベル2
失時の「死1」は日干は月支から剋されているレベル1

・あるいは得勢(日干は党多)かどうか。あるいは失勢(日干は党少)かどうかを看る。

日干が党多とは日干を応援する干支が多く、日干が強い。得勢とは同義だが党多は陰陽問わず天干同士の関係。

日干が党少とは日干を応援する干支が少なく、日干が弱い。失勢とは同義だが党少は陰陽問わず天干同士の関係。

<五行相生相剋図>

得勢は比肩、劫財と印綬、偏印が日主を生扶して助けることによって旺勢となり強旺となるとありますが、要するに日主と同じ五行(比肩、劫財)、あるいは日主を応援する五行(偏印、印綬)があり、日干が強くなるということです。

失勢は日干を強くする五行がないということです。

・下に座す(日支)と他の地支、日干の緊貼(きんちょう)(月干、時干)との関係における生剋(相生・相剋)や扶抑(ふよく)(強ければ制剋、弱ければ扶助する作用)はどうなっているのかを看る。

日干と各地支や日干と隣り合う月柱天干、時柱天干の相生相剋や強すぎる日干を抑制する、弱い日干を助けるなどの作用を看るということです。

・従って、日干における他の三干、四支との生剋と扶抑はどうなっているのかと、日干と命式の関係における判断をする。

つまり、日干と他の天干、地支との相生相剋や強すぎる日干を抑制する、あるいは弱い日干を助ける作用を命式で判断をするということです。

言われてみれば、当たり前のことですが、本書では論語まで引っ張り出して説明をしているので、かえって混乱をする説明になっていたと思います。

今回はここまで

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