2025年8月5日火曜日

四柱推命大全 看命の順序を読む #四柱推命大全 #陰陽五行 #看命 #推命 #陳素庵 #論語 #四柱推命講座


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四柱推命大全(2016年新装版初版)では206ページから「第二十一章看命の順序」の解説が始まります。

<見開き写真>

看命(観命)とは四柱推命学において四柱推命を看るということを言います。

「看る」とは単純に目で見るというよりも「注意深くみる」「見守る」というニュアンス(意味合い)を含むということです。

私も今までの動画で単純に「命式を見る」などと使っていましたが、今後はこの「看る」を積極的に使っていこうと思います。

さて、この本の「看命の順序について」ではいきなり論語を引っ張り出して「順序の重要性」を説いています。しかし、かえって混乱をする書き方だと思います。

先ずはその論語から読んでみます。


君子之道 君子の道は

孰先傳焉 孰(いず)れをか先に伝え

孰後倦焉 孰(いず)れをか後に倦(う)まん

譬諸草木區以別矣 諸(これ)を草木(そうもく)の区(く)して以(もっ)て別(わか)つに譬(たと)う


つまり、教育における物事の順序の重要性を説いたものです。


<見開き写真>

次の項目で「陳素庵の看命 第一要訣」として唐代の陳素庵の方法を紹介しています。

・推命において先ず日干を看る。日干が得時(日干は旺相の月支にある)かどうか。あるいは失時(日干は休囚死の月支にある)かどうかを看る。

日干(日柱天干)を先に看る。日干が得時、失時かどうかを看るというのは
得時、失時は以前の動画で説明をした旺相休囚死で日干と月支(月柱地支)の関係によって日干のレベル(強弱)が変わるということです。

<旺相休囚死の表>

具体的には
得時の「旺5」は日干は月支と同じ季節でレベル5
得時の「相4」は日干は月支に応援されているレベル4
失時の「休3」は日干は月支を応援しているレベル3
失時の「囚2」は日干は月支を剋しているレベル2
失時の「死1」は日干は月支から剋されているレベル1

・あるいは得勢(日干は党多)かどうか。あるいは失勢(日干は党少)かどうかを看る。

日干が党多とは日干を応援する干支が多く、日干が強い。得勢とは同義だが党多は陰陽問わず天干同士の関係。

日干が党少とは日干を応援する干支が少なく、日干が弱い。失勢とは同義だが党少は陰陽問わず天干同士の関係。

<五行相生相剋図>

得勢は比肩、劫財と印綬、偏印が日主を生扶して助けることによって旺勢となり強旺となるとありますが、要するに日主と同じ五行(比肩、劫財)、あるいは日主を応援する五行(偏印、印綬)があり、日干が強くなるということです。

失勢は日干を強くする五行がないということです。

・下に座す(日支)と他の地支、日干の緊貼(きんちょう)(月干、時干)との関係における生剋(相生・相剋)や扶抑(ふよく)(強ければ制剋、弱ければ扶助する作用)はどうなっているのかを看る。

日干と各地支や日干と隣り合う月柱天干、時柱天干の相生相剋や強すぎる日干を抑制する、弱い日干を助けるなどの作用を看るということです。

・従って、日干における他の三干、四支との生剋と扶抑はどうなっているのかと、日干と命式の関係における判断をする。

つまり、日干と他の天干、地支との相生相剋や強すぎる日干を抑制する、あるいは弱い日干を助ける作用を命式で判断をするということです。

言われてみれば、当たり前のことですが、本書では論語まで引っ張り出して説明をしているので、かえって混乱をする説明になっていたと思います。

今回はここまで

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